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電車、電車


電車、電車
がたんごとん

眺める眺める窓の外
流れ続ける夕暮れの街

もっと世界を知りたいからと
眺め続けた窓の外

けれどいつしか陽が落ちて
ゆっくりと
街が夜景に変わる頃には

街灯り、かき消す車内の明るさに
外を見ていたその窓も
いつしか鏡に変わってしまい

今はただ
世界を見ようと外見ても
映る自分が目に入るばかり

電車、電車
がたん、ごとん


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