KAEKA/2018 Diary 平成三十年 卯月 ■2018/04/01 日 引越しの記録 今年は引越し事情が最悪。3月末から4月入ってしばらくは引越し業者の日程もいっぱいなので、今回は車で運べる荷物と宅急便のみで引越しすることに。 3月29日。部屋の不用品処分の業者が来る。不用品業者もここしか取れなかったので休暇を取る。北海道時代から長年使った冷蔵庫・電子レンジとは今日でお別れ。木製のチェスト、洗濯機、ベッドやスチールの棚など、運べないもの、運ぶより買い換えた方がよさそうなものは全て処分する。次はプロパンなのでガスコンロも処分。 3月30日。最後の出勤。転出に伴う諸手続きと行事。定時より少し早く出たので上野公園を散歩して帰る。風があったのでいい感じに花吹雪。ベッドも布団も処分したので今日からしばらく寝袋生活。 3月31日。明日、宅急便が集荷に来るので荷造り。タイヤ4個+ダンボール7個。移動後に備えて冬タイヤを履いたので夏タイヤをダンボールとストレッチフィルムで梱包。ダンボールは宅急便規格だがタイヤはギリギリで規格外なのでクロネコだとヤマト便になる。つまり今回の引越しで一番大きな荷物はタイヤ。 4月1日。嘘をついてる暇がない。荷物を発送して、車にも荷物を積み始める。いよいよ部屋の中に物がほとんど無くなる。物の無い部屋には音がよく響く。そういえば、結構ブンブンとうるさかった96年製の冷蔵庫。ある時はうるさかったけれど、その音がしなくなると少し変な感じ。 4月2日。車に荷物を全て積んで部屋の中を空にし、管理人立会いの元で部屋の退去点検を受ける。トイレのタンクの吐水が出なかったのと、風呂の蛇口から水漏れがするのは自分で直した。その他、入居後自分で補修したところなど結構あったけれど、全体的に入居した時より良くなっているので特に問題なし。その後、車の荷物の積付け状態の確認(走って崩れたりガタガタしないか)を兼ねて手賀沼まで走る。花の散る候。 4月3日。退居日。朝、水道の元栓を閉め、ブレーカーを落とし、玄関の鍵をかけて鍵を管理人に返納。そして大洗に向けて出発。菜の花咲く利根川の堤防沿いを北海道へ向けて走る。気温は20度を越えて初夏のよう。路上には所々に桜の花弁が吹き溜っている。前を走る車が時折それを巻き上げると花弁がスリップストリームの形に渦を巻き、後続の自分はその渦の中に突っ込んでゆく。これは確実に桜の花弁何枚もエンジンルームに吸い込んでいるから、何枚かはそのまま北海道に連れてゆかれるのだろうな。 車の乗船順位1番に到着して、夕方フェリーに乗船。大洗発19時30分、苫小牧行き。 4月4日。北海道から本州へ渡ってきたのもこの航路なので、13年ぶりの復路。船は最近就航した新造船でまるでホテルのよう。以前は雑魚寝スペースは早い者順で場所取りしていたけれど、今はマットレス1枚分のスペースにも番号が振られており、乗船時に指定の番号が割り振られるようになっているし、両隣との境にもカーテンがかかるようになっている。夜のうちに桜前線を追い抜いて13時30分に苫小牧港着。そのまま町役場まで走って転入届けを出したあと、職場に顔を出す。職場は新規に採用された時、最初に配属された職場なので17年ぶりの帰還になる。この町に住むのも同じく17年ぶりなのだけど、当然住む場所は違う(前に住んでいた所は取り壊されて更地になった)し、何より町村合併で町の名前自体が変わっている。職場で色々挨拶や手続きを済ませたあと、新しい部屋の鍵を受け取って車の荷物を部屋に放り込む。でもまだ生活できる状態ではないのでその後実家に移動。 4月5日。実家で余っていたポータブルの石油ストーブを貰って再び新居へ。途中、警察署で免許証の住所変更を済ませる。本州で発送した荷物が到着する。その後、電話やらガスやらを済ませて銀行や郵便局へ。ただ、田舎なので郵便局の窓口が3時で閉まったので、郵貯の住所変更などが間に合わず。 4月6日。無事に初出勤。 新生活、開始。 ■2018/04/26 木 4月26日 午前5時10分。 小雨。病院の裏手にある公園の桜が咲き始めていた。 |