Azure Diary


平成二十五年 皐月


■2013/4/28(日)〜5/4(土)
 前月28日から東北方面へドライブ。寝る場所を選ばない同行者(猛者)1名が移動間の名所・名物の情報収集担当。自分が運転担当。同行者の趣向によりほぼB級グルメなドライブになる。以下、記録(時間は記録時間)

○4/28
 06:20 東京湾フェリーで千葉県へ。後、木更津で同行者と合流し房総半島周回
 11:52 千葉県勝浦市 勝浦タンタン麺で昼食
 15:01 銚子から利根川を渡り茨城県入り
 19:51 栃木県宇都宮市 宇都宮餃子で夕食
 22:47 宇都宮市「スーパー銭湯極楽湯」で風呂
 00:18 栃木県矢板市の道の駅泊 初日終了 走行468km

○4/29
 08:51 いろは坂経由で明智平、中禅寺湖方面へ移動
 09:45 華厳の滝や中禅寺湖、戦場ヶ原を見ながら移動
 11:47 所々路面に雪の残る国道120号経由で群馬県沼田市入り。だんご汁で昼食
 18:32 新潟県長岡市「麻生の湯」で風呂
 21:44 新潟市内でラーメン
 23:27 新潟県村上市、国道7号線で車の走行距離が「123456km」になる
 00:30 山形県入り。鶴岡市「道の駅あつみ」泊 二日目終了 走行455km(計923km)

○4/30
 11:36 酒田市から内陸へ。横手市の焼きそばで昼食
 13:45 秋田県入り。仙北市角館。武家屋敷見物など。枝垂れ桜は一部除き未開花
 16:42 男鹿半島の寒風山経由で八郎潟入り。桜並木は咲き始めくらい
 22:04 白神山地を日本海側で周回し青森入り。平川市「つがる温泉」で風呂
 23:18 弘前市内のファミレスで夕食(サラダバーで野菜補給)
 00:56 田舎館村「道の駅いなかだて」泊 三日目終了 走行549km(計1472km)

○5/1
 06:12 弘前城。さくら祭り期間中だが、まだ咲き始めたばかり。
 08:58 城歩きが寒かったので弘前市内の「白馬竜神温泉」で朝風呂
 11:05 黒石市内「つゆ焼きそば」(焼きそばにスープがかかっている)で昼食。
 12:28 十和田湖へ移動。小雨。峠道の山頂部は雪
 17:22 秋田入り。鹿角市から田沢湖へ入り湖一周。
 19:07 雫石から岩手県入り。盛岡市へ。気温5度にも関わらず冷麺で夕食。
 20:06 盛岡市内を歩く。石割桜は満開。
 20:56 盛岡三大麺、第二戦目「じゃじゃめん」に挑む。わんこそばはパス。
 23:31 盛岡市内「喜盛の湯」で風呂
 00:28 花巻市に入り「道の駅石鳥谷」泊 四日目終了 走行300km(計1772km)

○5/2
 09:23 宮沢賢治ゆかりのイギリス海岸へ。雪解け増水のため泥岩層は水没中。
 11:46 厳美渓へ。「空飛ぶ団子」でおやつ
 14:04 宮城県入り。登米市「油麩丼とはっと汁」のセットで昼食
 17:47 雪降る国道347の峠を越えて尾花沢から山形県入り。
 21:47 米沢市内でお風呂。名前忘れたが、背中カラフルな人がたくさんいた
 22:43 米沢市内のファミレスで夕食。野菜補給。
 00:08 米沢市内「道の駅田沢」泊 五日目終了 走行326km(計2098km)

○5/3
 09:46 福島入りし喜多方。ラーメン。
 12:09 またまた雪降る裏磐梯経由で猪苗代湖。
 14:27 白河市にある「白河の関跡」へ。ここから東北を出る。
 19:22 那須塩原市から栃木県入り。日光市「やしおの湯」で風呂
 22:19 桐生市から群馬県入り。前橋市内でチェーン店のラーメン
 23:48 渋川市の「道の駅おのこ」泊 六日目終了 走行364km(計2462km)

○5/4
 06:40 伊香保温泉から榛名湖方面へ移動。走ると「静かな湖畔」の曲が流れる歩道「メロディーライン」を走行。速度を変えたり色々やってみる。
 06:50 榛名湖着。
 10:36 栃木県に入り、佐野市着。佐野厄除け大師で時間調整
 12:44 佐野市内のラーメン屋で昼食。結構行列待ちになる
 16:24 千葉県内走行中に前方で交通事故発生。通報と初度対応。
 19:54 千葉市内で夕食。同行者を降ろす。事故対応で東京湾フェリー間に合わず。
 20:31 仕方なく高速を使うことに。アクアラインを初走行。
 23:00 帰宅。最終日終了。走行400km(累計2862km)

 以上、細かく書くとキリがないので、記録まで。
 最終日に遭遇した事故については、後述。


■2013/5/5 日
 ドライブ最終日となる先日の夕方、走っている車列の前方5台ほど前で、対向車同士がかなりの速度で衝突。互いに反対車線の路肩まで吹き飛ぶ事故が発生した。
 車を路肩に寄せ降りて行くと両車とも大破。救急へ通報し、救急とやり取りしながら怪我人の状況を確認してゆく。乗員はそれぞれ怪我を負っているものの自力で脱出。ただ、損傷の大きい車両の運転手が意識はあるものの車両の変形により出られない状況。
 出火とガソリン漏れはその時点では確認できなかったので、運転手は動かさないことに。現場の住所はわからないので、現場前の民家から顔を出していた住人の方の所に行って教えてもらう。警察へはその方が通報してくれた。

 現場では軽傷の一人が行動可能だったので、電話を渡し救急とのやり取りを代わってもらう。事故車の一台のクラクションが鳴りっぱなしで通話の障害だったが、これはバッテリーを切れば停まるものの、燃料漏れがある場合は外す際の火花で引火の恐れがある、と思い手を出さないことにする。
 そのうち近所の方々が事故の音やクラクションの音で集まってきてそれぞれ救護と渋滞しはじめた車列の誘導を開始。道路が通行不能だったので、車にストックしていた発炎筒(期限切れだが捨てずに持っていたもの)を現場の前後で焚いておく。やがて救急と消防が到着し、事故処理を開始する。
 そこでふと気づいて、現場にいた人々に事故発生の前後を目撃した人が残っていないか訊いて回ったが、自分と同行者以外は皆事故後に集まった近所の方々ばかりで、自分より前の車列や対向車線で事故を目撃した人が皆Uターンして現場を去っており、通報や救護にも加わってくれてはいなかった。
 その間に、駐在さんらしい警察が到着。その後、警察の主力が到着し、交通整理と現場処理、検証を開始。ただ、その時点で当事者が全員搬送されており、目撃者はかなり後方で衝突後の状況しか見ていない自分らが残っていたのみ。判る範囲のことを伝えて、現場を出たのは、事故発生から1時間半後になった。

 事故と自分の対応は、大体こんな感じになる。あの状況からは仕方ないのだが、目撃者を確保できなかった(そこまで気がまわらなかった)のは反省点。ただ、事故を目撃した者は最低限、何もせずに立ち去る、ということだけは、しないで欲しい。事故が凄惨なものである場合もあるし、後続事故の危険もあるので、何が何でも救護に加わるべき、とは言わない。が、目撃者はそれを見た、というだけで、少なくとも警察がくるまでは、現場に留まることに意味がある。

 今日になってニュースを色々調べたが、調べた範囲では記事になっていなかったので、運転席の方も記事になるほどの重症ではなかった模様。あの破損状況から、車の中の怪我人を確認に行く際は、相当緊張したのだけど。それだけは、よかった。


■2013/5/20 月
 週末出勤のため本日代休。京急品川から山の手線へと乗り換えて神田まで。神田、銀座、日本橋あたりに色々な地方銀行の支店があるので、給与振り込み口座を置いている銀行へと。そこでドンと現金でお金をおろして、普段使っている郵便局とカードをつくっている銀行の口座へとそれぞれ足を運んで振り込んでくる。こういうのは、わざわざお店のあるところまでひとつひとつ出向かなくても機械でできるのだけど。何というか。機械で数字だけを動かすのとは違って、現金というのは質感があって、いい。理由はそれだけ。
 雨というには細かく霧雨というには濃い、そのくらいの雨が降り続く中。午前中に銀行巡りをして、午後は神保町方面へ。途中のスポーツ屋が固まっている辺りで駆け足の帽子と汗止めのヘッドバンドを買って、神保町のスマトラカレーのお店で昼食。以前に行った方からお店の名前を聞いたのを、覚えていたので。ちゃんと「あの」魔法のランプのような器でご飯とは別にルーが出てきた。こういうカレーって久しぶり。でもカレーって結構高いのね。
 神保町のある本屋さんで、新刊のちゃんと箱に入った「モモ」を見つける。ふと姪っ子の誕生日が近いのを思い出して、一緒に送るか、と購入。世代的にどんなものがプレゼントにいいのか、はよくわからないのだけど、自分も好きなものを贈る、というのでもまぁいいだろう。
 今の子供が読んで面白いかどうかはわからないが。自分は贈りたいと思ったものを贈るのであって、相手に持たせたいものを贈るのではない。贈ったものは相手のものであり、それがその後どのように扱われようと、それは贈った相手の自由で、贈り手の干渉することではない(ちったぁ気にはなるけれどね)。
 人にものを贈るということ。それはそのものが相手に渡った後で自分に持つ意味を捨て去ること。言葉もそうだ。贈ったものは相手のもので、それをどうするかは相手次第で。贈った側はただ、相手がそれを受け取ってくれたことにだけ、感謝すればいいこと。それは贈りものの、鉄則。


■2013/5/26 日
 先日、春の移動を行っている最中の雪虫を見る。雪虫の飛翔は年に二度。この時期に生まれた場所から夏を過ごす宿主となる木へ移動し、晩秋に夏を過ごした宿主から産卵場所となる木へ移動する。北海道では夏の間に大増殖して晩秋の大群舞に繋がるけれど、こちらでは秋にもそんな大量の群舞は見られない。ただ、なんだかんだ言っても本州で住んだ静岡、埼玉、東京、神奈川。その全てで雪虫は目撃しているので、多くはないけれど、さほど珍しくもない虫、なのかも知れない。やはりこちらでは雪と結びつかないので、特に思い入れも持たれていないだけ、でもあるのだろう。
 今年の初めの帰省帰りに訪れた鎌倉へ再訪。前と同じルートを歩いてみたけれど、朝7時台だった前回とは違いすごく賑やかだった。本気の鎌倉を見せられた、という感じで。八幡宮で折り返し、海へ。ちょうど夕陽の時刻に合わせて行ってみたけれど、残念ながら曇り。引き返して駅前で抹茶エスプレッソなるものを一杯いただいて、豊島屋の本店で鳩サブレを買って帰宅。そういえば、鎌倉銘菓がどうして鳩サブレなのだろう、と時々疑問だったけれど、今日八幡宮へ行ってその理由がわかった。八幡宮のお宮の門の看板には当然「八幡宮」と書かれているのだけど、ふと見たらその「八」が「二匹の鳩」だった。
 その後の調べにより、鶴岡八幡宮は別称を鳩宮と呼び、古来から鳩を神の使いとしていたのだそう。そういえば、鳩のお守りとかも売っていたな(でも鶴はない)。


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