Diary 平成二十一年 文月 ■2009/7/17 金 霧の濃い地域から来たためか、特に梅雨だなぁ…と憂鬱になることもなく、気づいたら梅雨明けしていた。けれどまぁ、こちらの人に言わせると、本当に嫌なのは梅雨の長雨よりも夏の「局地的突発的豪雨」らしい。 新しい土地にきたばかりなので、自分にはまだ、この土地の自然や気象に対する勘、というものが無い。勘、とは未知や未体験のことに対する予言的な閃き、のようなものではない、と自分は思う。経験と、観察。それが「勘」を養うのだ。 さておき、暑い。梅雨が明けると蝉も鳴き出して気分的に余計に暑い。ローカルニュースで「熱帯夜」と言っていた。言葉は知っているけれど定義がわからないので調べてみると、夜から明け方まで気温が25度以上の夜のことらしい。でも、「熱帯」の条件が気温25度以上、というわけではないだろうから、何で「熱帯夜」なのかはよくわからない。 日中の気温が上がるべき時に気温が上がって「真夏日」、日中の気温が上がるべき時に気温が上がらないで「真冬日」。なら、夜の気温が下がるべき時に下がらないのは「真夏夜」、下がるべき時に下がるのは「真冬夜」でもよさそうな気がする。でも、「真夏夜」は「熱帯夜」で、「真冬夜」に相当する「寒帯夜」というような用語は存在すらしない。 とにかく、自分は恐らく「熱帯夜」が観測される土地に住むのは今年からが初めて。あと、自室にクーラーがついているけれど、クーラーがある部屋に住むのも初めて。何かと初めてづくし。 |