Diary 平成二十一年 葉月 ■2009/8/17 月 台風だ地震だと色々あったが、何とか先週は北海道に帰省。両親の両実家に墓参り。父方の実家は2003年の日高豪雨で被災して(過去日記参照)から6年になる。氾濫した川にも新しい護岸がされ、新しく架け替えられた何本もの同じ形の橋が連なる。崖崩れの跡ももうすっかり新しい木々に覆われている。その木の丈も、もうかなり高い。植林された場所には針葉樹、そうでない所は白樺の林になっている。荒地に一番早く根付くのは、いつも白樺。 今回は駆け足で帰宅。そういえば今年は、普段なら北海道では一番いい陽気のはずの5〜6月が長雨で、全体的に不作だそう。とくにジャガイモなんか花も咲かなかった、というから、当然北海道全てがそうだというわけでもないだろうけれど、かなりの不作になりそう。というわけで、野菜の値段が気になる今後。 ■2009/8/27 木 朝、まだラジオ体操に向かう子供に出会う。まだ夏休みなのだろう。こちらでは8月いっぱい夏休みだと聞く。自分は北海道なので、夏休みはこちらより短く、8月20日頃には終わってしまっていた。 そんなことを思っていて、そういうことか、とふと気付く。どうして「夏休み○○スペシャル」といった感じのテレビの特番が、夏休みが終わった後も続くのだろう…という、子供の頃に感じた素朴な疑問。それが氷解した。つまり、どうして卒業式に桜なのだろう、という疑問と同レベルの疑問だったわけだ。つまり、テレビ番組を主に作っている地方の方が、自分が住んでいた北海道よりも夏休みが長く、桜も咲くのが早い。という、それだけのこと。 暑さが和らいで、昼には夏の、夜には秋の、二つの季節の虫の音。いい季節。こちらでは夏と秋はゆっくりと交替してゆくような感じがする。長すぎる上に蒸し暑すぎるこちらの夏には…という感じだったが、去り行くとなるとやっぱり惜しいような気もするこの頃。 |